絵を描くということと描けないということ
私は絵を描いています。文も書いてます(周りからはこっちの方がまだ向いているのでは?と言われていますがそう言われているとは思えない文章を今から披露します。お付き合いいただけるとうれしいです)。
下手なままここまできつつも描いています。
よく、絵を描いたり文書いたりする人が「作品作らない時間が無駄に感じる」「書かないとやってやれない」「書くことイコール生きることや!」などなどの言葉を発することがあります。
私は正直、自分はそこまでではない人間だなと思っていました。たしかに作家になりたいなと思っていたことはありますが、書かなきゃムリみたいなのは根っからのクリエイター気質なお方の話だなあと。
しかし結局、成人して数年経った今もよくわからない絵を描き、漫画を描き、文章をダカダカキーボードで打ち込んでいます。
小学生の頃、よく罫線入りのノートに適当にコマを割って流行りの漫画に似たような話を描いたり(天使が出てきたと思います)、捨てられた犬が飼い主の女の子を探す旅をする漫画を描いたりしていました。ルーズリーフに謎の小説(秘密基地を作る少年の夏休みの一日という内容)を書いたり、ラノベの影響をバリバリ受けてちょっとだけ超能力が使える高校生が委員会ごとに戦うというアレな話を連載(読者は自分だけです)したりしていました。
結局は子どもの頃と変わらぬことに精を出しているわけです。
もっとも今は仕事をしている身、なかなか昔のように筆は進みません。帰ってきた時点で眠さのあまり床をゴロンゴロン転がり、ちょっとツイッターをのぞき、体力をつけようと筋トレをしていると逆に体力が奪われます。そうこうしているうちに本当に眠くなり寝てしまいます。
私は勤務地が非常に遠く、新幹線通勤のため早寝早起きです。始発に必ず乗り、終電に乗るのもしばしばです。この通勤時間を有効活用すればいいのですが、いかんせん最近乗り物酔いするようになったためひたすらボーっとしています。
多忙の中昼休みに作品を作る猛者が知人にいたためそれもやってみようかなと思いましたが、窓口や電話業務があるためそれも厳しい。
したがって、漫画を元気よく描けるのは休みの日になります。大半の社会人の方はそうだと思いますが。
だらだらと愚痴交じりの文を書いてしまいましたが、私は絵や文を作っている人にずっと聞きたいなあと思っているのです。なかなか書けないもどかしさや、疲れてなーんもできん!虚しい!みたいな、どよんとした気持ちとの向き合い方を。
毎日小学生の頃の自分の心持ちがあればなあと、若干センチメンタル(?)な気持ちになりました。
でも同時に、まだ絵や文を作り続けている自分が、私はちょっとだけ好きです。