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なんで鉄道好きになったのか話そうとしたらドカベンの話になっていた件・上

この記事は前のブログのものを再掲しています。直そうかと思いましたが熱量が伝わるようにそのままにしています。オタクの語りをお楽しみください。

 

 

 

最近のオタクはすごいと思う。Twitterを見ればわかりやすい。
ソシャゲの推しのために数百万課金。聖地巡礼は年に何十回。いかにお金と時間、それらひっくるめて愛をかけるかがリアルタイムで半ば競われるようにつぶやかれていく。
 

私はというと、かなりぬるいオタク(しかしオタクでないとはいえない)だ。そう思っていた。
NLBLGL問わずあまり恋愛ものには興味がないほうで、どちらかというとキャラクターひとりを追いかける方だ。今までも数々の漫画のかっこいいキャラやかわいい子の出ているコマを何度も何度も眺め、画像を検索し、保存しては携帯の待ち受けにして満足していた。(このときにはまったキャラについてはまた別の記事に書こうと思っている)現在もそれは変わらず、漫画はどんどんと買ってしまうがアニメは基本的に田舎の地上波で見られるアニメしか見ないし、たまに好きな漫画やゲームのグッズを買うくらいだ。


そんな中、自分的事件が起こった。
中学生の頃、弟がはまっていた野球漫画の金字塔『ドカベン』を何気なく手に取ったのがすべての始まりだった。
 

最初はよかった。
ドカベン』を知っている方々にとっては今更すぎる話だが、この作品でイケメン・ファンが多数のキャラといえば主人公チーム・明訓高校のピッチャー、里中智くん。才能の塊だが身体が弱く、見た目もやや儚げな美少年だ(この作品のキャラみんな同じに見える!という人も多いと思うが、彼は美少年設定だ。初期の絵柄が特にわかりやすい)。しかしそれに反するように中身は苛烈で、主人公の山田太郎と野球への思いはかなり熱い…というか執念深さまで感じる。悪い意味ではなく。当然(?)女子人気が高い。私も好きになった。

次にかっこいい!と熱をあげたのが、主人公たちを率いる監督の土井垣さん。同じく女子ファンが多い設定だ。こちらは燃える男、闘将という二つ名が公式でつく方で、里中くんとはタイプが異なるが熱血さと涼しげな見た目、監督としても選手としても高い力量が人気のキャラである。とにかく熱い。

 

他にもはまったキャラは複数いるが、わりと人気の高いキャラだったため、昭和の漫画ながらpixiv等で作品を拝見しては満たされていた。あと公式でも出番が多いので特に不満はなかった。途中で一球さん(『ドカベン』作者、水島先生の別作品)に熱を上げたりもした。

 

 


問題はここからだ。
主人公が属する明訓高校、ライバルキャラで人気の高い不知火くん(彼もまたすごいお方)が率いる白新高校にはまっているうちはよかった。しかしなぜかここから、甲子園のトーナメント戦で主人公に挑戦しては敗れていく一度きり(もしくはその後解説役などで復活する)の登場のキャラにどんどんとはまっていく。まさしくそれは沼のようだった。

 

中二美夫(あたる ふみお、と読む。ドカベンを貸すとよく彼の名前を尋ねられるので一応)くんと、木下次郎くん(読み方はそのまま)・国定忠治くん(同名の歴史上の人物がいる)の赤城山高校コンビにはまっていたときは楽しかった。人気も多数のライバルキャラの中ではある方(だと思う)だし、実力もある彼らの試合は見ていて純粋に面白かった。

 

ただ、彼らは少々クセのあるキャラだ。
中くんは顔立ちは綺麗目で優しげだが、主人公・山田太郎との直接試合を避けて五打席連続敬遠を行ったある意味伝説の男である。誰もやらなかったことを穏やかな顔立ちでやってのける彼は独特の雰囲気があって、忘れられないキャラクターとなった。『ドカベン』のファンブック(あるのだ)ではなんと精神科医が「空虚なミュータント」と彼を評している。話しぶりはとっつきやすそうなのに、なんだかつかみどころがない人って魅力的に映るんだよな。

 

木下くんは山田太郎と中学の同級生で、パンダみたいなかわいいお顔と小柄な体躯、「わびすけ」というあだ名(花の別名らしいね)というかよわさが漂う少年だ。けれど彼、柔道部の主将なのだ。柔道部だよ。しかもけっこう強い(主将だしな)。『ドカベン』の初期はひたすら柔道してるんだけど(1巻は全く野球してない)、その中で一番弱そうなのに。しかし、高校編では山田と一緒に試合がしたいという理由であっさり野球に転向する。そして他の誰も持たない特技をひっさげて、山田たちの前に立ちはだかるのだ。詳しくは調べてください。

国定さんは正直、あまり書くことがない。すごく好きなんだけど。CVが塩沢兼人さんだし(クレヨンしんちゃんのぶりぶりざえもんの声だった方と言えば若い方でもわかるのではないだろうか)。でも彼は自分で「特徴がないことが特徴」と話していたので、これでいい気もする。


こんなにつらつら語ってきたのに、話したいことがまだまだある。オタクだなあーって感じだ。
なにせ、タイトルにある「なんで鉄道好きになったか」を話すためのキャラクターについて書いてない。こいつらに人生を狂わされたといっても過言ではないので、話すと長くなってしまう。
………ので、続きを後で載せたいです。。